悪魔は、ある人物と「そっくりの人間」に変身して、その人の前に現れることもできます。
『悪魔による偽造物』(ラファエル・ガッソン著)の「第四章 透視と透聴」に記されている通り、「人間一人一人の生活をきわめて詳しく調査することができるほど十分な数の悪霊どもが存在」し、彼らはその人物の姿に変身できるだけでなく、その人物の性格や背景、内密のことを詳しく知っており、人々をだましています。
真のクリスチャン以外の人々が臨死体験で「自分とそっくりの人間」が現れたという報告もあります。
★日本人の臨死体験例
【事例14】
「トンネルを抜けると…そこには私が幼少期の時に亡くなった祖父がいた。
私があたりを見渡すと、もう一人の自分。
もう一人の自分はニコッと私に向かって微笑んだ…」
【事例15】
「同じ姿をした、もうひとりの自分が現れ、別世界へと誘われた」
【事例16】
「…気付いた瞬間、もう一人の僕が…何十発と自分の顔を本気で殴っていた、と言うよりか、殴られていた。…
『すみませんでした』と反省し続ける僕に対して、容赦なく殴るもう一人の自分。親が『どうしたの?』と聞くぐらい顔が腫れ上がり…」
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ラファエル・ガッソン氏もこの体験をしました(同書「第一章 サタンからキリストへ」参照)。
【証言3 その2】
「ある日の晩、私が落胆していた時、私を捕らえようと待ち構えていた悪魔が機会を見出したのです。
私はロンドンの道を歩いていました。私の思いは非常にかき乱されており、何をすればよいかも、どこに行けばよいかも、わかりませんでした。
その時、突然、私は私の前に、私とそっくりの人間を本当に見たのです!
…私がこの私自身の不思議な幻を見つめていると、その幻が話しかけて、こう言いました。
『私について来なさい』
私が片足を前に出すと、私の全身が持ち上げられるのを感じました。
私の頭の中は完全に空っぽになりました」
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この「自分とそっくりの人間」が案内した先は、「心霊術者たちの教会」でした。(第一章)
もちろん、この「そっくり人間」も、悪霊の変身でした。
真のクリスチャン以外の人々が臨死体験で、「光の存在者」を見たという報告があります。
しかし、悪魔は「神の天使」に見せかけて現れることさえ可能なのです。
聖書がこう記している通りです。
「サタン自身が光の御使いに変装する…」(第二コリント11・14)
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